2020年8月30日日曜日

スムーズに事が運ばないジレンマ

金欠病で苦しむ救済中のSさん親子。
引っ越してきて3年目、この間、まず金融機関からの借り入れを優先して
返済している間、食費はうちのお店からの売掛でしのいできてた。
これが終わるや否や次に判明したのが医療保険料と介護保険料の未納だった。
百数十万の金額があり、医療保険証も止められた。なんとか分割返納計画書など
を提出して1か月ごとの医療証発行は確保して持病で通院してる負担増は免れてた。
年金から特別徴収(天引き)する知らせが改めて届き、さらなる返済増がのしかかり
うちからの売掛金増でとにかく行政への返済が完了するまで乗り切っていた。

令和2年6月にとうとう年金からの天引きが終了し、劣後債にしてきたうちのお店への
売掛金返済の増額をして10月までに完済する計画でいた。
(1月頃には最大85万円までふくれあがっていた)

6月23万、8月25万円の入金をしてもらい計画通りと思っていたらこの親子あてに突如届いた一通の手紙。
5年ほど前のタクシー会社からの未払い金の督促状。
さらにこちらに引っ越してくる前にいた区のお米屋さんからの娘婿に届いた代金未納手紙。

後者はおばさんが引っ越す前に口頭で教えられた売掛金9万弱に色を添えて10万の銀行振り込みの記録が手元にあったので昨年、うちがこれをもとに「代金未収の根拠となる売上帳のコピーを送付して送付してください」との返信でそこから音信不通になっていたのだが、今年に入り娘婿の勤務先に郵送してきたのだった。ただ金額だけを書いてきて・・・・。

この米屋さんは以前お付き合いしていたころから請求書も領収書もなくただ口頭のみで、言われるままに支払してきたとおばさんは言う。(おかしいだろ・・・・)

そして前者はまったく利用した記憶もないと一人息子と話しているそうで、そもそも精神障害2級の息子が乗車して付けにしてくれるわけがない。この話を聞いて闇金の時にお世話になった弁護士事務所に再度依頼してみてはとアドバイスしたのが7月下旬のこと。

この二つの債権が事実なのかを弁護士が確認してくれることを期待して・・・・・。

2件分の解決金として1件当たり22000円、合計44000円とこのおばさんにしてみればすごい負担となってるけどしょうがない。娘婿の勤め先にまで通知してくる米屋に、身に覚えのないタクシー料金。

8月の半ば、息子を連れて事務所に来るように言われたので、手土産を作ってあげていざ事務所に。当日うちにおばさんから何も連絡がなかったのでおかしいなと思っていたら、翌日来店して事務所での話し合いの内容を教えてくれた。

誰もが借金の明細記録が存在するのなら見せて納得させてほしいと思っていたのだが、この弁護士はこの親子に口頭だけで

「未払い金を今日にでも振り込んであげてください。この事務所の近所にも金融機関のATMはたくさんありますから、帰り道にでも振り込みするように」

ただそれだけ。それと1週間ほど前に急に弁護士から郵送されてきた「収入・支出の現状(1か月単位)」の1枚の紙(これはうちが今年1月から8月途中までの分をエクセルで制作して持たしてあげた)を見て、うちへの返済を5万円ほど減らしなさいと言われたことだった。
おばさんはこうして生きてこれたのがうちとの出会いがきっかけだったことを伝え、税理士の助言をきっぱり断ってきてくれた。

結局、帰り際まで相手先に振り込むように言われたのだけど、代金未納の明細記録を弁護士が開示しない(最初からこの弁護士はそんなもの確認していなく、ただ相手に電話のみで問い合わせをしただけじゃないのかと疑いたくなる)

この収入支出の現状ファイルを見て弁護士もその精度に驚いてたそうで、債権者の一人でもあるうちの存在の存在意義も知ってしまった。(80代の高齢者と精神障害の一人息子を陰で守ってるちょっとうっとしい存在として)

こんな結果で当日は終了して、再度9月にこの親子との話し合いを事務所で行う日取りも決まってるそうで、それまでに8月分の収入支出状況書を完成させてくるように言われた。

この弁護士、依頼者の味方をしてないじゃん・・・・・
依頼者が納得できるように状況証拠や物的証拠を確認、複写を持ってきて説明するのが仕事やろ・・・・・・

うちとしても納得できないので、法テラスに30分無料相談の予約を入れて、この弁護士とのことを相談をするように勧めたらそうすると言ってくれた。

推測だけど、この身に覚えのないタクシー会社の未払金だけど、5,6年前のことらしい。だとしたら、その時分、この一人息子の身体障害者手帳を闇金に取られていたし、現にこのおばさんの名前で東京で金融口座が作られて犯罪に使われ、そのせいで全口座凍結の事態にまで陥っていた時期と重なるんじゃないかと思う。だとしたらタクシーを利用したのはこの親子じゃないことが証明できるんじゃないか・・・・・。

とにかく、この弁護士への解決金44000円のうち10000円だけはおばさんは支払ってきたという(残金は納得できてないから未納)