母の身体をリハビリテーションしてくれている
訪問看護師のお姉さん
時折、わたしと会話を織り交ぜながら
時間が静かに経過してゆく
食卓の上に置いたPCで開くデイトレ画面
約定を示す静かな点滅
有機質と無機質な時が私の中で流れてゆく
冷凍室からふと取り出した板チョコを砕き
手のふさがっている彼女の口元に
” はぃ あ~んして 入れてあげるから ”
ドキッとしたその表情の裏が手に取るようにわかってしまう
余計な言葉はいらない
” おいしい・・・ ” と微笑む彼女
” でしょ (微笑み)
いつもありがとね ”
結婚してる人にこんなことしてちゃだめだという認識あっての
自分の中で忘れてしまった恋愛観のリハビリテーション
ドキッとした顔で開けてくれた口元に心が微かに反応した
この人を虜にできた時
わたしのリハビリは完了する・・・・・と
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