フィリピンの女性。2時間後に区役所から戻ってきた時にその朝に言ってくれたことを
尋ねてみたんだ。「白いオーラに包まれている」について。言われてすごく気になった
から。
どんなふうにみえていたの?
今も見えているの?
全身に?
すると、また泣き始めて、座っていた椅子から立ち上がり、うちの目の前に
きて、
「ありがとうございます、神様。助けてくれてありがとうございます・・・」と
床にひざまずいて、頭をつけてお礼を言い始めた。
(これには焦った。ショーウインドの外から丸見えだから通行人がみたら
まるでいじめているように見えちゃう。すぐに抱きかかえて起き上がらせた)
(どういうこと?うちはどんなふうにみえているの?)
泣きじゃくる彼女にまた椅子に座っていただいて、落ち着くまで沈黙を作ってあげた。
少しづつ、言葉を発し始めた。しきりに「神様」という言葉を言う。
「白いオーラ」なんてこれまで聞いたことがなかったので、それがうちに対して
見えていた(いる)ってどんなふうになんだろう?
これまで熱田の長谷川さんにはゴールドのベールで包まれていて、あなたが見えない。
こんなこと初めてだわ。とは言われたことがあった。
だけど、白のオーラってどんな意味?全く分からなかった。でも、目の前の彼女の
行動で推測はしてみた。純白のオーラ=神様の色 なのか?
「白のオーラってあなたにとってはどういうものなの?」と尋ねてみると
「神様の色、神様そのもの」と答えてくれた。
だから、白色のオーラについて今日、調べてみた。
オーラに対してはほとんど興味はこれまでなかったけれど、改めて調べてみると
言っていたことはある意味合致しているんだ・・・・とわかった。
でも、さすがに焦ったし、びびった。
まるで礼拝しているように床に頭をつけるんだもん。
一体全体、何を重ねてみていたんだろう・・・・・・・
で、時間の経過とともに落ち着いて緊張も解きほぐれてゆく彼女に笑顔が出始めて
それを確認してなんだか内心 ホッとしていた。
カウンターを挟んで結構至近距離で話続けていて、なんだか彼女の目がだんだん
うるんだようになりはじめ、丸くとろ~んとしたまなざしに変り始めてゆく。
(なんか、うちを見つめる目が変だぞ・・・・・)
肩までの髪の毛を手でゆっくりとなんどもかきあげる仕草が目立ち始めてくる。
シャツの胸のボタン付近を暑そうな仕草でパタパタさせ始める
うちは真剣に聞いている時には相手の目をじっと見つめる癖がある。
そんなうちの視線にピッタリと視線を合わせてきてこんな仕草が出始めた
(これって・・・・やばいか!? 『君の瞳に恋してる』状態なのか?)
と、心の中でアラートがなり始めた。様子がちがってきた・・・・・・と。
すると、霊感の話の途中で、目の前のカウンターの上に出していたうちの両手に
手を添えてきて、指を触り始めて、親指の第一関節の線を見るではないか・・・。
「あなたのここ、開いている、普通の人はこんな大きく開いていない。
わたしもすこし大きく開いているけど、あなたほどじゃない。あなた、7番目を
開きっぱなしでいるのね、だから相手のことを視られるのね」と言ってきた。
(なんのことかわからないけど、7番目とかってチャクラとかいうやつ!?)
じっと見詰められながら、手や手首をゆっくりとねっとりと触り重ねてくる。
(あ・・・・これって女性がムラムラしている時の行動の一つだったはず!)
(だめだめ、この人、何を考えているんだ!)
(昔々、付き合っていた彼女に教えてもらった女性の特性ってやつを、
まさしく目の前の行動が当てはまっているし・・・・)
小さな声で英語でしゃべってる。
聞き取れる・・・・・・
(もぅ~ 人生相談からなんでこんな状況にまで変わるんだ)
「 うちは女性にも 男性にも興味がないからさ 」と伝えると
驚いた表情をしたので、両手をそっと返してもらって、場の空気を一気に転換
させてもらった。
それと同時に彼女も夢?魔法?から解き放たれたかのように表情が引き締まった。
(しっかし、昔彼女に言われた言葉が役立つとは・・・・・)
(あんたは目をじっと見つめながら、ニコッと八重歯をちょっとだして微笑んだり
少しだけ首を傾けて不思議そうに見つめるから、相手はついコロッといっちゃうから
気をつけなかんょ・・・・・まったく もぅ~)
外国の人にも共通なんだ・・・・
でも最後に
” ありがとう ” と抱き着いてきたけれど、彼女が地獄の生活からこれで
抜け出す覚悟と勇気ができたのなら、良いことをしたんかな~と自画自賛
(〃▽〃) うち、どこにゆくのだろう・・・これから
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