2021年7月12日月曜日

今日一日

 朝の10時ごろ、自動ドアが開き一人の女性が飛び込んできて

サッとパーテンションの陰に隠れて外からは見られないようにしていた。


どうしたの?と声を掛けたら、 振り向きざまに「シっ!」と声を出さない

ようにの仕草をした。


あ・・・・この人、日本人じゃない、時々来るフィリピンの人だ。

何が起きているのかはわからないけど、尋常じゃない事態だな・・・・と察し、

「人に追われているの?」と小声で尋ねると、「旦那から・・・」と答えてくれた。

「旦那と口げんかになり、扉や壁にパンチや蹴りをして大きな音とともに

家の壁に穴が開いてゆくの・・・・」と。「そんな生活がもう7年続いて

自分がもう限界になっちゃって逃げようと思って・・・」とも。


後ろでそんな返答を聞いていて、

「人生は一度っきり。愛のないおびえる日々の結婚生活をこれからも過ごすことで

自分の生きざまに満足が得られるの?そんな無駄な生き方を自分自身が許せるの?」

と言ったら、ボロボロボロと大粒の涙がこぼれ始めたではないか。


「お兄さん、わたし・・・の背中を押してくれてありがとう・・・」と

バス停に到着したバスに飛び乗って仕事場にむかった。

それから2時間後、


自動ドアが開き、朝の女性が入ってきた。

「仕事場に旦那が来て迷惑をかけるといけないので仕事は取りやめて、その足で

区役所に相談に行ってきたの。わたし、離婚する決心がついたの。お兄さんが言った

「人生は一度っきり。いいの?その人生を続けてしまって」のあの言葉が

胸に突き刺さって、神様からのサインだ!と思い、離婚相談に行ってきたと。


話を聞いていると、毎晩寝る前に、神様にお祈りをし続けてきて、昨晩、

「神様、どうか私の言葉が届いているのならサインを教えてください」と祈ったという。

そして、今朝飛び込んだ先のうちのお店で言い放ったうちからの言葉と、一瞬

うちの体にみえた大きなホワイトオーラに

「これがサインだ!」と思い神様にお礼の祈りをささげて役所に行ったと。



「お兄さんはあの一瞬のわたしの少ない言葉の中で、どうして追い出すこともなく

人生は一度っきりだょと答えてくれたの?」と驚いてた。


そこから時間は流れて13時になり、14時になり、15時になり・・・・・

日本に来てからの辛い人生を一通り話してくれて、人に裏切られて、

1度目の旦那とも別れて、今回の2度目の結婚後に訪れたDVの生活の中で、

服薬自殺をしたけど助かった体験も話してくれた。


流暢な日本語だから違和感もない。時々英語も混じるけど、聞き取れる。

神様、夢で、という言葉が頻繁に出てくるので、ちょっと尋ねてみた。

「神様ってキリストさま?」って。彼女曰く、私の心の中にいる神様であって

固定はしたことがないの」と教えてくれた。さらに「うちの体に白いオーラが

見えていたと言ったけど、どんなふうにみえてたの?」と尋ねたら

体を覆う大きな真っ白なベールみたいなもの、白は正しさや誠実を意味するから

これがサインだと思ったの」と答えてくれた。



(真っ白な大きなオーラ? それって白火(はっか)、白炎(びゃくえん)の

夢で引き出された神通力のことなのか?)すごい興味が沸いてきたのだった。



さらに話は続いて、帰って行かれたのは18時。


疲れた・・・・・すごい疲れた。。。。。

最後、別れ際に、お兄さん、ありがとう!私助かりました!!

と、抱き着かれた。


この出来事って、今朝見た夢のKISSしてくれた神様からの計らい!?

外国人だぞ・・・・・相談にのってあげたのは。。。。



しかし、不思議な一日だった。

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